昔は各地域で祭が盛んだった。戸馳神社祭、郡浦神社祭、大岳神社祭、金比羅祭など。そういった祭には、お互いに地域総出で押しかけて行っていた。住民はもちろん、議員さん、役員の人たちなど、普段の立場など関係無く親しみ合い、とても密度の濃い付き合いがあった。
女性陣がご馳走を作り、お酒一升瓶を2本手土産で持って行ったら、3本分飲んで帰ってくるといったような、非常に盛り上がる宴会が、そこかしこで繰り広げられていた。 みんな、祭を通して地元に強い愛着を持っていた。そういった想いから、常々三角に貢献したいと考えていた。
ある時、
ついには、市長、市議会議員をはじめ、職場の先輩後輩同僚、果ては家族までもが反対する中で、周囲の言うことを聞かずに56歳で早期退職し介護事業を立ち上げることにした。
本当は愛着のある三角で開業したかったが、
事業を譲渡されるということは、
ある時、デイサービスの利用者さんからこんなことを言われた。
「社長、私たちは今は元気でデイサービスに来ているけど、
1年もすると曲野デイサービスの経営は回り始めていたが、自己資金だけで施設を建設する事は難しく、8000万の借入が必要となった。
株式会社で経営できる民間の住宅型有料老人ホームは、
実母や親類、デイサービスの利用者さんなど、
そして平成21年11月1日に住宅型有料老人ホーム「まつばせ芳寿
時の勢い、チャンス、人のめぐり逢い。
芳寿苑オープンの1年半後、23年の4月には寿光庵がオープン。
田原坂は地主さんが建物を建てて、毎月賃貸として借りている。 田原坂も大海建設さんからのお話だった。
その後は、平成25年4月に保田窪、27年3月に蓮台寺、
何が自分を動かしたのかを振り返ると、それは後悔しないための「
「サービスは高く、負担は軽く」
「より安く・もっと安く・
私は富裕層を対象としない。貧困層とは言わないまでも、
「上手な介護より優しい介護」
「上手な介護」とは効率を求める介護。一方で「優しい介護」
「0・5・10運動」(離職率0%、空床率5%以下、
他のどの施設も取り組んでいない運動。
私の誇りはどの事業においても1年目から黒字であるということ。
施設のオープン前には緻密な計算で地域広報誌、
次に、宇土高校の同級生。グループ会社の鎌賀社長、
ここまで来られたのは、ひとえに職員さんのお陰。職員さんの現場
メッセージは、一年間の努力目標にも掲げた「社会的見識を広め、
自分の夢や目標を持って挑戦していく、
10周年の記念事業をした時に、親戚、友人、役場時代の先輩、後輩、同僚をお招きして、売上10億円50年続く企業づくりを宣言した。それに職員一同向かって行こうと方向性を示した。幹部会議ではキャッシュフロー経営と企業会計における経営を分けて教育をしている。税金も払わないといけない。納税は社会貢献である。
社長の仕事は目標を示すこと。その象徴が離職率0%、空床率5%以下、経常利益率10%以上の「0・5・10運動」。それが実現できれば必ず50年続く企業になる。
今後もご入居者の皆さん、職員さんと共に、企業理念である、
・愛情 ・感謝 ・謙虚 ・信頼
の4つの心を大切に事業を営んでいこうと思っている。